建築を計画する際、必ずしも平坦で四角い理想的な土地ばかりとは限りません。本作「霞ヶ丘二世帯学童保育コーナー」は、神戸特有の高低差がある傾斜地であり、さらに周囲を既存の擁壁や階段に囲まれた変形地という、設計難易度の極めて高い敷地に建つ児童施設です。
私たちは、この敷地のデメリットを高度な設計技術によってすべてクリア。さらに、一歩足を踏み入れれば天然木の香りに包まれる、圧倒的な「内装木質化」を実現しました。子どもたちがのびのびと過ごせる、安全で明るいおもてなしの空間です。
周辺に階段やスロープが交錯するひな壇状の土地において、建物の配置や床の高さを慎重に計画しました。
外壁のシャープなラインと落ち着いたアースカラーの色彩は、周囲の住宅街に圧迫感を与えず、地域に開かれた施設としての優しい佇まいを見せています。また、限られた敷地の中で2階への外部動線(避難階段)もスマートに一体化させています。
2階の主要室は、遮るもののない圧倒的な大空間を実現しました。
腰壁や造作棚には、温かみのある杉の無垢材をふんだんに使用。床や天井のトーンを明るく統一し、連続する窓から自然光をたっぷり取り込むことで、面積以上の広がりと「木の心地よさ」をダイレクトに感じられる空間に仕上げています。
施設の顔となるエントランスホールには、美しい木目が目を引く天然木の壁を大胆に配置しました。
内装制限の厳しい児童施設において、法規を満たしながら効果的に「木の質感」を感じさせる演出です。事務室からの見通しを確保する大きな内窓や、手入れがしやすく清潔感のあるタイル床など、日々の運営管理(オペレーション)のしやすさにも配慮しています。
不特定多数が利用する非住宅建築において、内装に木をふんだんに使うためには、建築基準法や消防法の「内装制限」をクリアする高度な専門知識が必要です。当事務所では、行政や関係機関との綿密な事前協議を重ね、全ての基準をクリア。安全性を最高レベルで担保しながら、利用者の心に響く木質空間をつくり上げています。
幼稚園・保育園、クリニック、各種店舗などの「非住宅建築」において、内装を木質化することは、利用者に圧倒的な心地よさと高級感を提供するだけでなく、他施設との強力な差別化(ブランディング)に繋がります。
しかし、それを実現するためには、デザイン性だけでなく、複雑な建築法規(防火規制など)をクリアしながら木を配置する専門知識が不可欠です。「この土地、この条件で、どこまで木を取り入れた居心地のいい空間が作れるか」とお悩みの事業者様・オーナー様は、ぜひ一度当事務所にご相談ください。法律とデザインを高い次元で両立させた、最適な木質化プランをご提案いたします。
「クリニックや施設の内装に木をふんだんに取り入れたい」「敷地条件に合わせた最適なボリュームを知りたい」といった事業者様・ドクターの皆様へ。当事務所では、関西圏(神戸・芦屋・西宮など)を中心に、法規チェックを含む初期プランの検討を承っております。
一級建築士事務所 平賀敬一郎建築研究所
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