淡路島の家


日本有数の環境に住まう

淡路島に建つローコスト住宅。隣には本家普請の母屋があり、プロポーションやヴォリュームを決定する上で単なる模倣ではない調和が求められ、さらには現代的な生活に必要なものすべてが要求されたが、結局は非常にシンプルな方法を採用することとなった。それはいささかシンプル過ぎるほどであるが次のようなものである。

 

本家と同じ勾配で少し低く連なる切妻屋根、虚飾を排し、不必要に外観を引き立たせたり外壁材を無駄にしたりしないデザイン、可能な限りの大きく確保された居間、すべて南向きの寝室、窓のある快適な浴室など、あらゆるものが“健全な住宅”という価値観のためにある。

 

さらには天井の細かい穴の空いたシナ合板、黒板塗装を施した壁面、オリジナルで造り付けられたキッチン、子供達のためのロフトなどがこの家の将来の生活における落ち着き、利便性、快活さを暗示している。

外壁は塩害などの厳しい気候から建物の劣化を防ぐためガルバリウム鋼板が採用されている。


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淡路島の家の現在

竣工から十数年が経った状態をこちらのブログで報告しています。ぜひご覧ください。