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EVとGo To トラベルキャンペーン

EV対応で新しい顧客の獲得

EV対応住宅
EVの充電はスマホと同じくらい簡単だ

新型コロナウイルスの影響を受けたホテル・旅館の倒産のニュースが相次いでいる。もちろんコロナ禍以前から業績が悪化していたところもあるだろうが、全体的には東京オリンピックも控えてインバウンドの需要に大きな期待がかかっていた最中であったため、経済的な損失とともに関係者にとっては精神的なショックも大きいと思う。

 

当初から言われていたように第2波、第3波の恐れがあるため(既に訪れつつある?)、これまでのような事業の見通しを建てることは難しい状況だ。なによりも、旅行には“気分”の問題が大きく関わる。政府が実施する予定のGo Toトラベルキャンペーンに対しても、新聞などのアンケートでは現時点での実施に否定的な意見が大半だ。気分が盛り上がらない以上、観光業界の方々には試練が続くだろう。

 

そこで、目先の対応をしつつも、過去の損失が戻ってくることはないのだから次の新たな一手について考えを巡らせておかなければならない。他の業界でも、コロナ禍の世の中の動向にどれだけ注意を傾け、有効な手段を見つけ出せたかがアフターコロナの業績を大きく左右する。

 

我々としては、観光業や市町村の方々にはできるだけたくさんの施設にEV用充電器の設置をお勧めしたい。ウイルス感染予防のため、公共の交通機関より自家用車が優位なのは言うまでもなく、そうなると旅行者自らが運転するので、比較的近場への移動となるだろう。

ただ、現在ほとんどのクルマはガソリン車なので宿泊施設としては新たな設備投資は必要ないと考えるかもしれない。

 

しかし、先述したように、問題はアフターコロナだ。

EVは1回の充電でも十分な航続距離を可能にするモデルもあれば、少し心許ないモデルもある。まだまだバッテリーの性能が十分とは言えないのだ。なので、たとえ近場の旅行でも途中で充電のために高速道路を下りて充電する状況が発生するだろう。そこにビジネスチャンスがある。

 

充電の必要がなければ旅行者がまったく注意を払わず素通りしてきたような街や施設の魅力をアピールするチャンスが生まれる。充電器がなければ少なくともEV利用者は立ち寄らない。また、現時点でEVに乗っているような人たちは、新しい物好きの高感度な人たちと考えて良いはずで、この層から良い評価を得られれば口コミやSNSなどで宣伝効果も増すだろう。

 

我々は今月26日に世界的なEVメーカーであるテスラと合同で『住まいの相談会』を開催する。“住まい”と書いているので住宅建設を検討している方々を対象としているが、これからEV対応としたい施設関係者などももちろん大歓迎だ。

相談会の詳細は下記リンクを参照いただきたい。


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