改修工事の経緯をこれから報告していきます
新プロジェクトのご案内をします。上の写真ですが、実はこちらのお宅は私が20年前に設計した西宮市の住宅です。20年の歳月で経年劣化がすすみ、改修工事を進めることになりましたが、オリジナルの設計の考え方を守ることと、デザインの特殊性などから、私が全体的な監修を任されることとなりました。
私にとってとても思い入れのあるお住まいであり、このような機会を与えていただいたことは大変ありがたいことです。
自然素材を多用し、これだけの月日が経ったお住まいに改めて手を入れていくにあたり、調査や工事を詳細に記録することは私にとって、また、これから家を建てたりリノベーションしようと考えておられる方々に有意義なことであると思いますので、これからYouTubeも含めて発信していきたいと思います。
また、当時は周囲の緑豊かな環境といかに調和したライフスタイル・デザインを実現するかをイメージして設計にあたりましたが、ご主人がクルマ好きであることもありガレージハウスとしての側面もありますので、そういった情報も織り交ぜながらレポートしていきたいと思います。
新築当時の姿は事例集に載せておりますので〈高台の家〉をご覧ください。
大切に住まわれている様子に感動しました
お家の中を見せて頂くと、新築当時より家具が増えていますが基本的な趣はそのままで、とてもきれいな状態が保たれています。このように大事に住まわれていることには本当に感謝しかありません。
設計当時はまだ小さな子供だった2人の男の子も、それぞれ成人しており、とても立派な青年に成長しており私も嬉しくなりました。この日は陶芸を学ばれているご次男の作品も見せて頂きました。
キッチンはドイツの高級メーカー「ポーゲンポール」を採用しています。毎日のようにオーブンを使ったお料理を作られる奥様のために、こちらもドイツのガゲナウ製のオーブンを入れましたが、今はミーレ製に入れ替わっています。
高台にあるので素晴らしい眺めを堪能しながらのホームパーティーが楽しそうです。
深まる愛車との関係
設計の打合せの際、多くのご家庭のご主人はキッチンの仕様や内装については奥様にお任せということが多いのですが、だからといって家に興味がない訳ではないです。やはり男性はクルマのスペースには心躍るようで、この部分は逆に奥様はあまり興味がないのでガレージの打合せは思い切ってご主人に任せてしまって良いでしょう。お互い譲れないところはあってもそれ以外は干渉しない、というスタイルが良さそうです。
こちらのお家ではポルシェボクスターにシボレートレイルブレイザーが鎮座。カマロ、コルベットを経てボクスターに辿り着いたようです。
ご主人用にスポーツカー、家族用にSUVという理想的な布陣。クルマ好きの方には刺さるのではないでしょうか。
記念撮影
素晴らしい周囲の環境にあって、都会的なセンスと見事なバランスをみせる生活を送られているH様ご夫婦の写真を撮らせていただきました。ますます若々しく素敵な雰囲気をまとっておられます。
しっかりと改修工事の監修に取り組んでいきたいと思います。