集合住宅型ガレージハウス
今日は私たちのガレージハウス専門ブランドである『GT HOME』のアパートメントモデルである『GTアパートメント』を紹介したい。なぜならば、アフターコロナのニューノーマル(新常態)と言われる生活様式において非常に大きな意味、魅力を持つ可能性があるからだ。
言うまでもなく、GTアパートメントはガレージハウスを低層の集合住宅としてモデル化したものである。2階建てあるいは3階建てのメゾネット型のプランとし、1階部分は各入居者専用のガレージとなる。
このような低層のアパートを建てることは、既に隙間なく建物が建築された都心部においては現実的ではない。ある程度まとまった規模の土地が用意できる郊外の住宅地などが良いだろう。
駅から歩くには遠過ぎたり、バスの本数が少なかったり、いろいろと不便のありそうな場所でも問題ない。なぜなら、この物件を求めている人たちはクルマが大好きで、クルマでの移動が基本だからだ。
さらに、コロナ禍を機にテレワークが一気に進んで通勤は週に1回程度とか、職種によってはまったくないといった働き方が定着しつつある。これにより世の勤め人は駅近の窮屈なマンションに縛られる必要がなくなった。これに伴い、仕事環境だけでなくライフスタイルにおいて重要な要素であるエンターテインメントについても大きな変化が見られる。
映画館は再開したものの、席の間隔を空けるなどさまざまな制約がある。そんななか最近人気を集めているのがドライブインシアターだ。私が成人する頃には既に廃れていたと記憶しているので、今の若い人などは古い映画などで見たことがあるかもしれないという程度だろう。だがこれこそはニューノーマルとクルマが新しいかたちで結びついた良い例だろう。
ニューノーマルに対応した事例は今後も数多く生み出されるだろう。ある程度人が密集することで生み出される賑わいや活気といったものを良しとしない風潮は当面おさまりそうにない。
また、人々はこれまでの生活に“いかに多くのムダがあったか”に気づき始めた。デジタル化されない書類のやりとり、毎朝往復で数時間を要する満員電車による通勤、これらは職種によっては必要ないものだ。これからは仕事のみならず遊びやエンターテインメントにも効率が求められる。
そして、新しい生活と、日々を映画の世界のように彩るクルマ文化、これを融合させるのが“ガレージアパートメント”だ。
コロナ禍は新しいライフスタイルを一気に推し進める契機となった。 EV対応も含め、ガレージアパートメントの普及にもつとめたい。
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