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なぜ建築家に設計を依頼すると安く家が建てられるのか?

工事をしないから安くできる

最近、原油高などの影響で鉄骨やサッシなど、建材の値上がりが問題になっています。木材を成形して作る合板も同様です。一昨年からのウッドショックについても価格は高止まりのままですね。新聞などでは、建設計画そのものが中止となるプロジェクトもあるようです。

 

こんな時に、皆様が家を建てようとすれば、コストは上がってしまうのでしょうか?

残念ながら、そうならざるを得ません。

そして、その影響がいつまで続くかも分かりません。つまり、ある一定期間が経てば、元の価格に戻るとは言えないのです。

では、どうすれば良いか?

 

いつの時代も、皆様にとって合理的な方法はひとつだけです。

つまり、“信頼できる建築士に設計監理を依頼する”ということです。

 

なぜかと言うと、私たち建築事務所は、“工事を請け負わない”からです。

建築事務所は、設計図面が完成したら、複数の工務店から見積をとります。そこで、「価格」と「内容」を精査して、最も適切な見積を提示した工務店と契約するよう、施主さまにアドバイスします。

 

つまり、工事の価格と内容を中立に判断する立場にあります。これが、例えば、工務店やハウスメーカーだと、事情が変わってきます。工事価格が適切でなくとも、プロのチェックがないので、施主は相手の言い値で契約をせざるを得なくなってしまいます。多くの会社からたくさんの見積をとっても無駄です。建築の素人である皆さまが、「価格」と「内容」を精査することはできないでしょう。

 

「内容」とは、つまり「品質」です。

いくら物価の安い時代でも、内容を伴わないものにお金を払わされていれば、それは余計な出費であり、損です。価格だけを見ていると、そのようなお金の使い方になります。

「お金の使い道は、頭の使い道」です。

 

設計事務所が合理的なローコストな設計手法を確立しているかどうかも重要なポイントです。

工務店、ハウスメーカー、他の設計事務所と私たちの比較を、分かりやすく解説しているので下記リンクをご覧ください。

 

・『伝えたいこと』


後悔、先に立たず

建築家 設計料

残念ながら、世の中には“よく考えて決断しなかった”がために、その後、数十年にわたって、ご自身の家に悩まされる方が多く存在します。そして、家は気に入らないからといって、簡単に建て替えられるものではありません。

「知り合いだから……」「営業マンの人柄が良いから……」 これらの理由で大切な家づくりを任せるのを、勧めることも、止めることもしませんが、それで良い家が建つのなら、世の家にまつわる悩みはほとんど存在しないでしょう。

“人が食べ物でできているのと同じように、人は家でできています”。それは、単に快適さや利便性の話にとどまらず、施主様が精神的に満たされるかどうかという問題です。もっと、自発的にこだわって、家づくりを楽しみましょう!